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2006年10月21日から29日まで、『海遊館』のある大阪の天保山マーケットプレースで『アクアリウムフェア2006』が開催されました。


私はお店の定休日を利用して見学に行ってきました。日本観賞魚振興会が主催する今回のアクアリウムフェアは、関西での開催は今回が初めてというものであり、私自身わくわくしながら行ってはみたのですが、金曜日ということもあってか来場者数が予想以上に少なかったのには少し戸惑いを感じました。


とは言うものの私はこの手のイベントは大好きで、ゆっくりと時間をかけて充分に堪能させて頂きました。入り口近くには、大阪の有力専門店の方が製作された美しい水草レイアウト水槽がずらりと並んでおり、関西地区は関東地区に比べると水草人気が低調だなどという風説を吹き飛ばすかのような力作揃いだと私には思えました。


今回のテーマである『もうひとつの水草水槽』とめぐり逢ったのが実はこのイベント会場でした。


水槽の展示コーナーを取り囲むような形で、いくつかのメーカーさんのブースが設けられていたのですが、それはニッソーさんのブースで私との出逢いをひそかに待っていました。


ZICRAさんの営業の方とお話を終えて隣のブースに足を進めると、なにやら幻想的に光り輝くような水草レイアウト水槽が2台並んでいるではありませんか。私の目はその水槽に釘付けになってしまいました。


今までの水草では有り得ないまばゆいばかりの緑色。そしてその中に可憐に咲くピンク色や紫色や白色の花のような水草。そしてそれらはブルーとレッドをミックスしたエキゾチックな照明を浴びて光り輝くように咲き誇っていたのでした。


美しい・・・素直にそう思いました。


                                                                                             














あたりを見回してみてもニッソーさんの営業の方の姿らしきものは見えません。隣のメーカーさんに尋ねてみると「今日はニッソーさん来たはりません。」とのこと。


仕方なく自力でこの水草が何なのか探ることにしました。


商品名は『アクアティック プランツ』といい、前景草から後景草までかなりの種類が揃うイミテーションの水草でした。


今まで色んなメーカーさんから色んなタイプの人工水草が発売されてきましたが、私自身レイアウトに使ってみたいと思えるようなものは一つとしてありませんでした。どれもがいかにも人工物まるだしという感じの物ばかりでした。


ところがここにあるものは、今まで目にしてきた人工水草とは明らかに何かが違う。私にはそう思えました。


もともと密殖レイアウトすることを意識したサイズ展開がなされているようで、特に生の水草では育成が難しい前景用の背の低い水草は種類も豊富でとても良く出来ています。生きた水草では有り得ないようなカラフルな色彩のものも多くあり、しかもかなりリアルな作りになっているではありませんか。ロタラインディカの水上葉につく花の形を模倣したピンク色や紫色のものなどは、かつて永代熱帯魚さんから仕入れていた鉢植え水草の大ヒット商品を彷彿させるものでした。
















価格を見てみるとニッソーさんにしては珍しく安い、買い易いこなれた価格設定になっているではありませんか。


これは売れる!このような商品を待ち望んでられるお客様がうちのお店にも絶対にいらっしゃる!私には確信めいたものがありました。


さっそく私は問屋さんにお願いしてこのイミテーションの水草を大量に仕入れました。その時知ったことなのですが、この商品は少し前から発売されていたにもかかわらず、専門店では売れないだろうという問屋さんの勝手な憶測で、ホームセンターなど量販店にしか紹介していなかったのだそうです。そのことを聞くまでは、これから発売される新製品だとばかり思い込んでいた私は改めてニッソーさんのカタログを見て驚きました。確かにすでに最新のカタログに載ってはいるのですが、そこにはあまりにもダサい今までと変わり映えしない普通の人工水草の写真しかなく、この商品の持つ本来の魅力が一つも伝わってこなかったからです。


これでは私も気が付かなかったはずだ・・・


改めて私は『アクアリウムフェア2006』に行って良かったと思い直しました。もし行ってなければこの商品にめぐり逢うチャンスは、永遠に与えられなかったかも知れなかったからです。


それから私は60センチ水槽に黒いバックスクリーンを張り、黒色の底砂を敷き、その水草をレイアウトしてみました。もちろんライトはブルーとレッドの球に入れ替え、フィルターの中にはPカットを入れることも忘れません。生きた水草と違ってレイアウトに要する時間はあっという間です。
















自分でもまずまずの作品が出来上がりました。後はお客様の反応を待つだけです。


結果はあっという間に出ました。今までのところは私の予想が的中しているように思えます。特にピンクの花のような小型の商品が良く売れるのですが、中には私が作った水景と同じものを作りたいとおっしゃってくださるお客様まで現れてきました。お求めになるお客様の中には何故かご年配の方や女性の方が多いのも特徴的です。


ところで人工の水草と聞いただけで、毛嫌いされる方が世の中には大勢いらっしゃいます。


ADAの天野社長などは水槽内に人工物を飾ることが大嫌いな方だと聞いています。世界水草レイアウトコンテストに出品する作品の中に、たとえ一つでも人工の水草を忍ばせておこうものなら最下位になることは間違いないでしょう。


当店のお客様からも人工の水草なんか味気ないというお声を頂くことはよくあります。まさに感性の違いというか、人それぞれ好みが違うのは当たり前のことです。


好きなものは好き、嫌いなものは嫌い。それはそれでいいのだと思います。


しかし日頃から生の水草の販売に力を入れている私が、このイミテーションの水草にこんなにまで魅力を感じている理由は、実はもっと他のところにもあるのです。


それはこの水草を上手く利用すれば、やり方によってはメンテナンスに手間をかけなくとも、非常に長期間美しさを維持しやすい水槽が誰にでも簡単に作れるという点です。


水草水槽を作る上で最も神経を使う点は、いかにコケを出さないようにするかということです。その為にろ過設備を充実させたり、水換えをしたりしながらコケとの戦いをしていくわけです。でもたまには疲れてしまうこともあるわけで・・・


癒しを求めて始めたはずの水草水槽が、いつの間にか見るも無残なコケ水槽と化してしまう。これでは、やすらぎなどあったものではありません。


人工の水草だけでレイアウトした水槽では、コケ抑制剤のベストセラー商品、コトブキ工芸の『Pカット』が使えます。この『Pカット』という商品は、ろ過器の中に入れておくだけで亜鉛や銀の成分が徐々に溶け出し、2~3ケ月間コケの発生を完璧に抑制することが出来るすぐれものです。しかも熱帯魚には無害です。ところがこの商品は生きた水草とは全く相性が悪く、アヌビアス・ナナ以外のほとんどの水草を枯らしてしまいます。


でもこれを忘れず定期的に取り替えてさえいけば、水槽のガラス面や水草に見苦しいコケが付く心配が全くなくなり、「快適コケなしライフ」を送ることが可能になるのです。


ただしこの「快適コケなしライフ」を送るには多少のコツが必要で、『MAX35BIO』などの有益なバクテリアの力を利用して、給仕によって生じる有機物等を分解出来るだけの強力なろ過を維持することが重要なポイントです。その為にはエアーレーションを忘れずに取り付けることと餌を与え過ぎないこと。さらに照明の照射時間を10時間以内に抑えることが大切です。いくら強力なコケ抑制剤を使用していても、もともとコケが出やすい環境の中ではその効果も半減してしまうからです。


インテリアとして水槽の中に緑が欲しい。


でも忙しくて手間はかけられないし、出来ればめんどうな水換え作業なんかは極力控えたいとお考えの方にまさにピッタリのシステムが、この『アクアティック プランツ』+『Pカット』による水草レイアウト水槽ではないかと私は思うのです。


もちろん生きた水草には、生命力溢れるすばらしい魅力があることはいうまでもありません。これからも私はずっと水草と向き合って生きていくでしょう。


でも今回ご紹介した『もうひとつの水草水槽』もきっとこれから多くの方に癒しを与え続けてくれるような、そんな予感が私にはしてならないのです。

      


                                                                                          こんな不思議な空間を演出することも可能です!

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もうひとつの水草水槽

店長のコラム


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