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順調だったはずの水槽の水が、ある日突然に透明感がおちてきて、なんとなく白っぽくどよーんと濁ってしまう。そんな経験をあなたはなさったことがありませんか?


私は毎日お客様から色んなご質問を受けますが、実は飼育水の白濁りに関するご質問は、トップ5に入るのではと思うくらいに多いのです。

何度水換えをしても収まらない。活性炭を入れてみても効果がない等、さんざん手をつくしたけれどもお手上げですとおっしゃられてご相談にお見えになられる方が大勢いらっしゃいます.


あの意味不明な飼育水の白濁りの正体は一体何なんでしょう?


飼育水の白濁りの要因は、大きく分けて二つあります。一つはバクテリアバランスに起因する有機的な白濁り。もう一つは、細かなゴミが浮遊する無機的な白濁りです。そしてその対処法はどちらの要因なのかによって異なります。

ただ現実問題として、私たちが直面する白濁りの原因のほとんどは、前者のバクテリアバランスの崩れによるものが大半であると私は考えています。


この白濁りの正体に迫る前に、逆に調子の良い水槽に見受けられる『ピカピカに光り輝く水』について少し考えてみたいと思います。

真新しい水道水を水槽に入れた直後の透明感と、調子の良い水槽の飼育水の透明感が微妙に異なることをアクアリストの皆さんはご存知ですよね。どちらの水も確かに透明なのですが、照明を当てて良く観察してみるとその違いは歴然としています。調子の良い飼育水は、まるで水飴を溶いたような輝きがあるのです。片や水道水の方は、特別に輝いているとは感じられません。

アクアリストのほとんどの方は、良くこなれた水にはバクテリアが十分に繁殖しているから水が輝いて見えると理解されておられます。確かにその通りなのですが、私が疑問に感じるのはバクテリアが繁殖したら何故光り輝いて見えるのかという点です。

この謎を解くキーワードは、『水の結晶』の形の違いにあるのではないかと私は推測しています。水を凍らして顕微鏡で覗いてみると、まるで「雪印マーク」のような六角形の結晶を見ることが出来るといいます。しかしながらその結晶の形は水によって実にさまざまで、必ずしも美しい六角形ばかりとは限らず、中にはガタガタのものや一本角のような形のものまであるようです。川の上流の水の結晶の形は美しく、下流へと進む程乱れてくるようです。

水は同じ流れの中においても、その姿かたちを変えていくものなのです。そして何よりも驚くことは、都会の水道水の水の結晶の形はガタガタに乱れているという事実です。


このことを水槽の飼育水にあてはめて考えてみると、当初乱れた形であった水道水の水の結晶は、バクテリアの繁殖によって徐々に本来あるべき姿である六角形の美しい姿を取り戻していったのではないかということです。同じ水でもその結晶の形が異なれば光の反射具合も異なり、六角形の結晶を持つ水のほうがきらきら輝いて見えてもおかしくないと考えるのは私だけでしょうか?


話を白濁りの問題に戻します。


飼育水の白濁りの発生には必ず原因があります。ろ過装置が貧弱な状態下での魚の過剰飼育や餌の与え過ぎ。大量の水換え直後の餌の投与やろ過槽の洗いすぎ。ろ材の目詰まりやろ材の寿命。CO2の出し過ぎによるバクテリアの酸欠。エアーレーション不足によるバクテリアの酸欠。魚の大量死によるアンモニア濃度の急上昇等、思いつくだけでも色んなケースが挙げられますが、これらはどれもろ過に有用なバクテリアに大きなダメージを与えます。


バクテリアバランスがひとたび崩れると飼育水の白濁りという現象となって表れる訳なのですが、この白く濁ったように見える物体の正体についてはいくつかの説があります。

ある時は有機栄養バクテリアが増殖した為であったり、またある時は浮遊性バクテリアが増殖した結果、それを食べる原生動物が大繁殖し、その原生動物たちが結果として白濁りとして見えているという説があったりします。また植物性プランクトンの発生が原因であったりもします。


いずれにしろ、その物体が生きてうごめいているのか、死骸となって浮遊しているのかは定かではありませんが、その正体が微生物であるという説が有力です。ただその物体は、時と場合によって出現するものが異なると言う点が最もやっかいなところです。


ここで私は少し想像力を働かせて、こんなことを考えてみたりするのです。


バクテリアがバランスを崩すということは、きっと水の結晶の形にもなんらかの影響があるのではないか。もし結晶の形が崩れてしまっているとしたら、水の中を浮遊する微生物の死骸やゴミがひっかかりやすくなっていても不思議ではない。それらが結果として白濁りに見えているのではないかと・・・


これはあくまでも私の想像であり、事の本質からはひょっとしたらかけ離れているかも知れません。でも、こうして想像力を働かせて考えてみなければならない程、この問題の解明は謎に満ちた難しいものなのです。


お終いに普段私が行なっている、バクテリアバランスの崩れによって発生したと思われる白濁りを解消する『一般的な』方法を簡単にお話します。


餌の投与を停止した状態で1/2の水換えをし、エアーレーションを十分行なった状態で市販のバクテリアを投与し続けます。後はむやみに水換えをせず、有益なバクテリアの回復をひたすら待ち続けます。


いかがでしたか?


あえて『一般的な』とことわりを入れなければならない程、この問題の解決法はケースバイケースであり、アクアリストを永遠に悩まし続ける難解なテーマのひとつなのです。

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白濁りの謎

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